すくわく
令和6年度 とうきょうすくわくプログラム 活動報告書
令和6年6月~令和7年3月にかけて実施した「とうきょうすくわくプログラム」の活動報告をします。
活動内容はブログや玄関先の掲示を通じてお知らせしておりましたが、今回は令和6年度の活動内容を振り返ります。
「活動テーマ」
科学あそびを選びました。
「テーマの設定理由」
身近な現象や道具を使った科学あそびを通じて、科学の発見・驚き・感動を友だちや保育者と共有することで、子どもたちの好奇心・考える力を育むためです。
「活動スケジュール」
各月別に科学に関連した活動を設定しました。
6月 みんなの目は不思議
7月 鏡の不思議ワールドへようこそ
9月 色の不思議を楽しもう
11月 空気の力でスライダーを発進
1月 こすると生まれる不思議な力
2月 音あそびを楽しもう
3月 風船スライムで遊ぼう
「活動のために準備した素材や道具、環境の設定」
6月 残像シート、パラパラ漫画シートなど
7月 小鏡、不思議シートなど
9月 飛び出す眼鏡・シート・ペンなど
10月 たこセットなど
11月 スライダーなど
12月 回転ロケットなど
1月 タコ糸付き紙コップなど
2月 魔法のハンカチ・紙コップなど
3月 スライム製作用液体など
5歳児クラスの子どもたちを対象に保育室を使用し、4人以下の小グループに分かれて実施しました。
「活動の内容」
各月のテーマに即した素材や道具を使用し、講師が子どもたちに科学事象に関する問いかけを行い、その後準備した素材・道具を使ってグループ別に実験しました。
必要に応じて大型モニターを使用し、わかりやすく指導を行いました。
「活動中の子どもの姿・声、子ども同士や保育者との関わり」
まず、講師の先生から、その回の科学あそびの説明があり、実際に実験を披露すると、子どもたちから驚きの声が上がります。
その後、子どもたちが実際に実験をしてみますが、うまくいかない場合もあります。
保育者は各グループのそばに寄り添い、見守り・支援に徹しました。
実験に成功すると子どもたちからは「自分でもできた!」「不思議だな!」など、感動の声が上がりました。
「振り返りによって得た先生の気づき」
鏡や水など身近にあり、子どもたちが日常的に接している事物について、適切な教材を用いることで、子どもたちがその不思議さに気づくことが分かりました。
また、不思議について子どもたちは友だちと話し合いながら、保育者と相談しながら遊びとして発展させていく能力をもっていることも発見の一つです。
凧あげをした際に「空気があるから空を飛ぶんだね!」など、プログラムを通して気づいたことに関する発言を聞く機会が数多くありました。
令和7年度も5歳児クラスを対象に引き続き科学あそびを実施していきます。